昨日(8月24日)は、午後にセミナーを2つはしごしました。どちらも私にとって気づきがあったので、記事にしてまとめておきたいと思っています。今回は、2つ目のセミナーで実際に体験した「ジャーナリング」が、仕事をする上でも日常生活でも役立ちそうなので、ご紹介します。
とにかく思いついたことを手を止めることなく書き続ける
ジャーナリングといってやるべきことは、これにつきます。昨日のセッションでは、「キャリアデザイン、今後のありたい姿」というテーマを設定して、5分間で思いついたことを紙に文字通り「書きなぐり」ました。ジャーナリングは、このようにテーマを決めて、そこからスタートするというやり方でも、自分の気持ちや感情を中心に書いていくことでもよいらしいです。
重要なのは、とにかく手を止めずに書き続けることです。途中でテーマから逸脱しても全く支障はなく、日記やブログのように「文章化」を意識する必要すらありません。
・・・ぐるぐるてんかい こうはんは? あれ何やっているの? うーん あれ? まずは目の前のことやってみよう・・・ (原文ママ)
これは、私が昨日実際に書いたものの抜粋です。最初は「キャリア」について書いていましたが、途中でネタ切れになりつつあったのかと・・・。この前後を改めて読み返しても正直、脈絡は見当たらないです(笑)。
今回は紙とペンで行いましたが、PCやスマホでもツールとしてはアリのようです。個人的見解としては、そういったツールは、もともとしっかりとした文章を作ることを目的としていて、私たちもその目的に即して使い慣れ親しんでいるため、「書きなぐり」のツールとして使うのは、個人のPCリテラシーに依存すると思います。(どちらかといえばアナログ系の)私には、紙・ペンが適切。
一番の効果はストレス軽減と心の浄化
ジャーナリングを行うことで得られる効果としてあげられるのは、ストレス軽減でしょう。頭の中でモヤモヤとしていることを何らかの形で書き出すことによって、心の中の「つっかえ」が取れる=心の浄化につながります。というより、私自身も実際にそうでした。
「わからないことがあったら書き出してみる」「課題を洗い出して一覧にまとめる」というのと似ている、というより同じことではないかと思いました。既に、私自身が今回の独立準備の際にやっておりました(笑)・・・。
ストレス軽減については、学術的にも証明されているようです。
テキサス大学のペンベイカー教授の研究によると、様々な心理学的な指数やストレス指数が、ジャーナリングによって改善することが分かっています。
ペンベイカー教授のある研究では、失業した人たち(知的労働者)を対象にして、5日連続、毎日20分間のジャーナリングをしてもらい、その後8ヶ月間、追跡調査しました。
同時に、同じような失業者(知的労働者)でジャーナリングしなかった人たちも、同じ8ヶ月間、追跡調査しました。
その結果として、8ヶ月後、ジャーナリングを5日間した人たちの就職率が、しなかった人たちよりも40%も高いことが判明したのです。
コミュニケーションと人事はエリアがかぶる
ジャーナリングで書き出すことによって、新たな気づきを得ることもあります。それによって、もともとモヤっとしていたことの解決につながるかもしれません。それから、毎日やると効果的とのこと。たしかに、それはそうかも。もちろん、ちょっと空いた時間にやってみるというのでも十分かと思います。こういう方法がある、ということを知っておくだけでも随分と違うかなと感じたので、記事にしました。
今回はこちらの情報交換サロンに参加しました。
コミュニケーションの分野は人事と近いというより、別方向からアプローチしつつ、最終的に同じところに行きついているもので、共通のエリアはかなりあるのでは?と思いました。間違いなく、そうです。人事の仕事にとって、社内外とコミュニケーションをとるのは重要な責務の一つですから。
<追記>同日に1件目に参加したセミナーについてはこちらです。