2月2日に東京法務局に法人登記申請を行いました。この後、登記申請が完了するまでの数日の間に、何らかの不備がある場合は連絡がくるようです。幸いにも何の連絡もこなかったので、問題はなかったようです。電子定款作成を行政書士に依頼した以外は、自力で法人化手続きを完了させました。司法書士いらず(笑)。
法務局の滞在時間25分
法務局に到着後、まずは印鑑カード交付申請を行いました。これによって、他の書類を申請することができるのです。ここでの待ち時間が一番長かったかもしれません。なんの問題もなく、無事に交付されました。これで、「法人格」が国に登録されたのですね・・・。実感がわく。でも、ここで感慨にひたっている時間は・・・ない!
いただいた印鑑カードを使って、「印鑑証明書交付申請書」と「全部履歴事項証明書」の申し込みを機械で行います。「印鑑・・・」はいわゆる「印鑑証明書」。「全部履歴・・・」は「法人の戸籍謄本」みたいなものです。てっきり、その機械から該当書類が出力されるのかと思いきや、これは申し込みの受付だけで、現物は窓口でもらうことになります。その間に、発行手数料分の収入印紙を買っておきます。こうやって国にお金を納めていくのです(笑)。
収入印紙を購入し、椅子にすわった瞬間に呼び出される。早い!必要手続きを終えて、次は税務署に。
税務署の滞在時間12分
所轄の「京橋税務署」は、仮庁舎にて営業されており、その場所は大手町。同ビルには同じく仮庁舎の「神田税務署」もありました。地名と異なる場所にある2つの税務署(笑)。
確定申告の時期なので、申告書の作成などを行っている方々をしり目に、窓口に直行。法務局で取得した「全部履歴事項証明書」と事前に準備した書類をまとめて提出をしました。具体的には以下の通りです。提出書類の「控え」は、いろいろなところで使うため、各2部ずつ用意しておきました。(現地でコピーとってもらい、それを控えとしてもらうことも可能だったのかもしれません)
<提出書類>
- 法人設立届
- 青色申告の承認申請書
- 給与支払事務所等の開設届出書
- 源泉所得税の納金の特例の承認に関する申請書
<添付資料>
- 定款のコピー ←紙
- 設立時貸借対照表 ←エクセルで自作
- 株主名簿 ←エクセルで自作
- 全部履歴事項証明書
添付資料の「エクセルで自作」は、厳密にいえばネットで検索してテンプレートをダウンロードして数値などを入れ替えただけ。せっかくなので、自社のロゴもいれました。係の方はさらっと全ての資料に目を通したあと、受領印を押して控えを返却してくれました。
信用金庫の滞在時間15分
税務署から電車で移動し、法人口座開設の申し込みのため、オフィスから歩いて2~3分の信用金庫へ。「全部履歴事項証明書」、運転免許証、オフィスの賃貸契約書のコピーをとった後、返却されました。オフィスが近くに実在することが必須で、後日、実地確認(?)にもいらっしゃるようです。いくつか質問されたのですが、いきなりゼロから会社を設立するよりも、「1年半くらい個人事業主として事業を展開していて・・・」と話したことは説得力があったと思います。
ここで人生で初めて「社長」と呼ばれました。ええ、私が社長です。←ア〇ホテル(笑)?
<2018年3月4日追記:信用金庫の結果>
都税事務所の滞在時間3分
次に、中央都税事務所へ。ここも仮庁舎なのだが、場所は八丁堀。仮庁舎は税務署と同じ場所じゃダメだったのでしょうか(笑)?税務署と都税事務所の両方に行くケースって、結構あると思うのですが・・・。歩いて移動。
ここは法人設立届と添付資料としての「定款のコピー」と「全部履歴事項証明書」を提出しました。税務署はエレベーターの待ち時間や確認時間がありましたが、都税事務所は一瞬で終了。実質、1枚の申請用紙をチェックするだけで、しかも何の待ち時間もなかったからです。
銀行の滞在時間30分
オフィスに戻って近所の郵便局で確認したいことを聞いてから、バスで3つ移動。某銀行でも口座開設の申請をしました。別の支店とはいえ個人口座も持っているし、合併やら銀行名が変わるだいぶ前からのお付き合いをしています。「全部履歴事項証明書」、運転免許証のコピーをとった後、返却されました。
ここでもいくつか質問されました。それこそ「なぜ、この銀行を選んだのか?」であったり、「他の金融機関にコンタクトしているのか?」といったことです。確かにこの辺が先方としては、ききたいところでしょう。私は用途に応じて口座を使い分けることを想定しているので、ここも是非とも取引したいです。ご検討いただいた上で、連絡をもらえるようです。
<2018年3月4日追記:銀行の結果>
喫茶店の滞在時間60分
本日はここで終了です。この他に年金事務所に行かないといけないのですが、これは役員報酬を支払いはじめる時期(諸般の都合で4月からにしました)に行えばいいことは、既に確認済みです。また、個人事業主の廃業届は今月中をめどに行えば十分です。
大企業なら1年くらいかけて行う「基幹業務システム」の導入を、明日は一気にやろうと思いつつ、ケーキで糖分補給です。
2月2日(人事の日!)に会社を設立し、「アルドーニ株式会社」として正式に承認されました。今後ともよろしくお願いいたします。
<前回まで>
<続編>