独立しようかどうかを検討する際に、書籍を数冊読んでその内容を参考にしていておりました。具体的にどんな本だったのかを紹介する第2弾です。第1弾は↓こちら。
個人がキャリアのイニシアチブを取れる時代
普通の会社員がフリーランスで稼ぐ 田中 美和(著)
人材紹介会社Waris(ワリス)を経営している著者が、営業・人事・企画・広報などのいわゆる「文系総合職」の普通のサラリーマンが、フリーランスとして働く流れが出てきているということを実例とともに示しております。Warisはフリーランスの方々に仕事を紹介する「エージェント」のような会社なので、ここに登場している方々は、ほぼこちらに登録されている方でしょう。女性が出産・育児と仕事を両立させるために、フルタイムではなくフリーランスを選んでいる、というところにフォーカスを置いた内容です。しかし、働き方の多様化であったり、1つの会社ではなく複数の会社で勤務すること流れがあってもいいのでは?という考え方は私と似ておりました。
「文系総合職」フリーランスが身につけるべき6つのスキル・経験としては以下の通りとのことです。
- リーダー職以上の経験
- コアな専門ジャンル
- プランニングから実行までの経験
- タイムマネジメントスキル
- 提案力・改善力・対応力
- コミュニケーションスキル
出典:「普通の会社員がフリーランスで稼ぐ」
10年から15年程度正社員として勤務した後、フリーランスとして働くことを想定しているようなので、20年近くサラリーマンを経験した私は、十分すぎる経験でしょう(笑)。
実は「ダメ元」で、このWarisに登録できないか尋ねてみたところ、男性の登録者も実際にいるとのことでした。そのため、(こちらからの紹介による仕事は、現時点では発生していませんが)私も登録者の一人です。
経理・法律・社会保険といったベースの把握
フリーランスの教科書
仕事に対する考え方や、フリーランスとして実際に似たような職種で仕事をしている方々がいらっしゃることはかなりわかってきました。ただ、それに際しての経費の処理や、社会保険・年金の扱いや、仕事をする時の契約はどうするのか?という疑問がわいてきました。その時に参考にしたのが、こちらの本です。
キャリアという視点からフリーランスについて語り、その中でふれなければいけない必要最低限の法律や会計関連の内容を扱ったものが多い中で、この本は、フリーランスとして働くことを法律や会計の側面から語っているので、良い意味での「補完」となりました。
さらに、フリーランスの先にある(かもしれない)「法人化」についても記載されているので、近い将来の指針もわかったとも言えます。
独立した年齢やキャリアがかなり近かった
【経営者新書】人事・総務・経理マンの年収を3倍にする独立術 田代 英治 (著)
海運大手企業の人事部門にいた著書が、人事コンサルタントとして独立した際の経験や、独立のために必要だと認識しているスキルなどについて記載しております。やはり、実際に経験した当事者が書いている内容は説得力があります。
実はこの本は、このWebサイトを構築しているくらいの時期に読んだのですが、「最後にがっつり背中を後押ししてくれた本」と言っていいと思います。というのも、独立されてからの仕事も人事がメインで、しかも独立された年齢がちょうど今の私の年齢だったのです。さらに、著書の中で「スキルを持ち、チャレンジする時間もある40代が独立のベストタイミング」とおっしゃっております。もちろん、既に決めたことだったとはいえ、自分の考えていたことに対して追認してもらったように思えました。
いわゆる「フリーランス」の方々の働き方を把握しました
以上、前回の3冊とあわせて合計6冊について、ご紹介いたしました。これら以外にも、世の中の「フリーランス」と称される方々の働き方などを知るためにWebサイトを検索して記事なども確認しました。
間違いなく言えるのは、「フリーランス」は働き方は自由であると同時に、それに伴う責任も限りなくあるということです。ただ、その辺を理解し行動を律することができれば、ストレスからは解放された働き方でしょう。自分で仕事を選んだり、やり方を決めたりすることが全てで、上司や部門の意向や変な「しがらみ」が無いのは、とてもいいなと思っています。