2年連続は初めて。ATD24はオンライン参加よりも現地参加をお勧めする背景とは?

ATD
この記事を書いた人
Nagami@Aldoni Inc.

事業会社、コンサルティングファームの両面から人事に20年たずさわった経験を活かして独立。人事領域全般のコンサルティングを主な事業としているアルドーニ株式会社の代表。

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2024年5月19日(日)〜22日(水)にルイジアナ州ニューオーリンズの Ernest Morial Convention Center で開催されるATD24に、昨年(サンディエゴ)に引き続き参加します。現地参加は今回で6回目ですが、2年連続参加は初めてです。

そもそもATDって何のこと?という疑問を持っている方は、まずこちらを参照下さい。

参加目的はL&D領域に関するアップデート

1次情報にふれつつ、自分自身のL&D領域における知識などのアップデートやリスキリングをゆるゆると行いたいというのが目的です。2016年9月に独立してから、「会社から指名されて受講する研修」が存在しないため、意図的にそういった機会を設けないと、知識やスキルがどんどん錆びついていくだろうと思っています。

300以上セッションや300社以上の出展社によるEXPOが開催されるため、すべてを掌握するのは難しいですが、テーマをしぼって情報を取りに行ったり、ラーニングチームメンバーとの情報共有から多くのことを得たいです。

参加した方による「トレンド報告会」は役に立つ部分がある一方、スピーカーの意向によって切り取ったものであるというのは、そのようなスピーカーを経験しているからこそ実感しています。可能な範囲で1次情報をダイレクトに取りに行きたいです。

お勧めしないバーチャル参加

現地(今回はニューオーリンズ)にて参加する以外に、コロナ禍に一気に構築(+改善)されたオンラインによる参加を「バーチャル参加」とよんでいます。こちらに関して、私はお勧めしないです。私見ですが、以下の理由です。

  • アメリカと日本の時差が半日程度(場所によるが12時間~15時間程度。ニューオーリンズは14時間)あるため、リアルタイムセッションに参加しようとすると日本時間の真夜中スタートになる。徹夜でセッション参加するような状態
  • 上記の開催時間帯を考慮すると、日本で昼間に通常の仕事を行いながら参加するのは、若干難しい
  • リアルタイムセッションは録画されるものもあり、後で照会することができる。しかし、「いつでも観られる」と思うためなのか、意外と観る時間が取れない
  • 現地参加の方々の熱量や雰囲気が全く味わえない。良い意味での「感化される」ことが無いため、ATDの良さが半減(80%減?)される
昨年(ATD23)は、日本からバーチャル参加されている方々と、ATD開催期間中(日本は午前中で、サンディエゴは前日夜)に情報共有会を実施しました。こちらは、朝から夕方までいくつかのセッションに参加した直後で、「あの内容を情報共有しよう」「そんなセッションあったんだ!」といった感じで盛り上がっていたのですが、日本からの参加者は朝一のオンラインミーティングだったこともあり、そこまでのテンションでもなく・・・。しかも、事前にほとんどセッションに参加していなかったようで、「情報共有される」ことだけを期待していたようです。

上記のようなことも鑑みると、可能な限り現地参加をお勧めします。

ジェネラルセッションのスピーカーは公表済み

毎回3名の方(人材開発の専門家、人材開発と近い分野の専門家、アーティスト、俳優、スポーツ選手、特殊領域のスペシャリストといった方々がバランスよく選定される傾向がある)が登壇されます。既に確定しておりアナウンスされています。

  • Matthew McConaughey(マシュー・マコノヒー)
  • Daniel Pink(ダニエル・ピンク)
  • Venus Williams(ヴィーナス・ウィリアムズ)

アメリカ人にとっては有名な方でも、日本で生活していると「初めて知った」という方が多い中、今回は3人中2人は存じ上げている方々。この3名に共通するテーマはどんなことなのか?を事前に考える時間は取りたいです。

現地で情報交換などできる方々も緩く募集

あるコンサルティング会社が主催するラーニングチームのメンバーとして参加します。メンバー間での情報共有や気づきが得られることを期待しており、楽しみです。それ以外にも、お互いに参加したセッションの感想などが情報交換できればと思っているので、よければご連絡ください!

また、現地からX(旧Twitter)を中心にリアルタイムに発信もしていこうと考えております。

このサイトでも何らかの形でアウトプットを示すつもりです。現地では、↓のように過ごしており、かなりタイトなスケジュールで過ごすことを想定しています。

なんでも良いので目標設定

もし、「今回ATDに参加する/参加することを検討している」という方が、この記事にたどり着いたとしたら、是非、これだけは参考にしてもらえると、より有意義な機会になると思います。

なんでも良いのでATD24からどのようなことを得たいか、何をしたいのか、自分なりの目標を設定してみる
「XXについての知見を集めてセミナーを開催する」といった高尚な内容である必要はありません。「とにかくいろんな人に話しかけて名刺交換を20名とする」といったものでも、「エキスポランチは毎日違うものを選択する」でも構いません(笑)。ただ、「何となく」過ごすにはもったいない仕掛けが多くあるので、どこかに意識を集中してみると良いと認識しています。
参考資料
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