5月21日~24日に開催されるATD人材育成国際会議(以下、ATD-ICEあるいはATD23と記載)が、今年はサンディエゴで開催されます。コロナ禍で中止や開催時期が8月になったり・・・と色々ありましたが、2022年から通常開催に戻っています。私自身は2年に1回くらいの割合で参加しており、2021年は海外渡航制限もあったため日本からオンラインで参加しました。そして、今年はいよいよ2019年のワシントンD.C.以来4年ぶりの現地参加です!
そもそもATDって何のこと?という疑問を持っている方は、まずこちらを参照下さい。
今回の参加目的/期待すること
4年ぶりに現地参加する目的や、ATD23に期待することをあげたいと思います。
1次情報に直接ふれる
このようなカンファレンスに海を越えて参加する目的として、最初にあげるのは「一次情報に直接ふれる」ことです。
わざわざ費用と時間をかけて海外のカンファレンスに参加しなくても、「”トレンド”をコンパクトにまとめた報告会」に参加すれば十分かといえば、そんなことは無いと思っています。なぜなら、今回参加するようなカンファレンスは同時にいくつもの会場で、複数のセッションやミニデモセッションなどが行われているので、全部を掌握することは難しいです。そのため、「トレンドをまとめた」といっても、それは企画者(社)の意図や意向によって何とでも変わってくるからです。
オンラインでも参加できます。しかし、時差が16時間あるためリアルタイムでの視聴が難しく臨場感も少ないことは、ATD21などにおいてオンライン参加を経験済みのため理解しています。さらに、すべてのセッションがオンラインで照会できるわけではありません。そうなると、自分が関心があることを中心に自ら現地で情報収集をすることが、最も手っ取り早いことではないかと思います。
コロナ禍を経てL&Dにおける変化の有無を確認する
2022年9月にラスベガスで開催されたHR Technology Conference & Expoに参加した際に、多くのスピーカーが「コロナ禍が終わった今・・・」という展開で話すことが多かったです。これは、アメリカ(および多くの国)では共通の認識と言えるでしょう。そうなると人材開発領域においては、「コロナ禍」をどのように解釈しているのか、また、それを経てどんな影響があったのか(無かったのか)といったことは気になる点です。
人材開発といえば、「研修」を真っ先にイメージする方は多いでしょう。この研修に関しても、集合研修だけではなくオンライン研修や、それらを組み合わせたハイブリッド研修は、コロナ禍より前から定着していた手法です。コロナ禍を経て、「社員が適切な成果を出すことを支援するための営み」としてはどうあるべきなのか、あるいはどんな動きがあるのかは知りたい点です。
Learning分野におけるHR Techの動向を知る
これは、VRのような「研修ツール・コンテンツにおけるテクノロジー」の視点と、LMSのような「管理ツール(プラットフォーム)におけるテクノロジー」の視点と両面を想定しています。
HR Technology Conference & ExpoとATDでは、同じ人事分野のカンファレンスといっても、テーマ・切り口が異なっていたのですが、最近は重複する部分も増えてきました。(一部のスピーカーは重複しているかと)そのため、Learning Technology関連のセッションもいくつか参加しようと考えています。
また、Expo(展示会場)では色々な企業が最新のツールを紹介しているのではないかと推察します。今までは「実際に導入を検討するわけではないから」ということで、遠巻きに見て終えていたのですが、何かおもしろいものがあればいいな、くらいの気持ちで見て回ろうと思います。
現地で情報交換などできる方々も緩く募集
飛行機のチケットも予約済みです。あるコンサルティング会社が主催するラーニングチームのメンバーとして参加することにしており、メンバー間での情報共有や気づきを得られることに期待しております。それ以外にも、お互いに参加したセッションの感想などが情報交換できればと思っているので、よければご連絡ください!
また、現地からTwitterを中心にリアルタイムに発信もしていこうと考えております。また、このサイトでも何らかの形でアウトプットを示すつもりです。現地では、↓のように過ごしております。ご参考までに。
有意義な経験となるよう、準備してのぞみたいと思っています。まずは、どのセッションに参加するのかを目星をつけるところからです。