毎年5月にアメリカ国内の都市で開催されるATD人材育成国際会議(以下、ATD-ICEあるいはATDと記載)には、2年に1回の割合で参加しています。昨年2020年は参加する予定ではなかったものの、コロナウィルス感染拡大防止のためデンバーで開催予定だったATD-ICEは中止となり、替わりに2020年6月にオンラインカンファレンスが開催されました。
今年はどうなるのか・・・。色々と工夫されていることがわかりました。
時期が変わった
まず最初にお伝えしないといけないのが、開催時期が変わっています。これは昨年の段階で既に発表されていました。例年の5月から8月下旬に変更され、具体的には
2021年8月29日~9月1日
となっています。例年より3ヶ月くらい後ろの時期です。
参加方法が3つにわかれた
今まではアメリカのどこかの都市で開催されており、現地に行く以外にリアルタイムで参加する方法はありませんでした。今回は3つにわかれております。
- ATD21 HQ
- ATD21 Regional
- ATD21 @Home
「1.ATD21 HQ」は従来の開催方法です。
「3.ATD21 @Home」は、自宅などからオンラインで参加することです。キーノートスピーチやいくつかのセッションはリアルタイムで参加するだけではなく、オンラインでスピーカーに質問ができるセッションもあるようです。それ以外に、オンデマンドセッションも用意されているらしく、ATD21 HQのライブセッションを録画したものなどを後でみることができるのではないかと推察しています。
現時点(2021年2月14日)で具体的な内容が明らかになっていないのが、「2.ATD21 Regional 」です。「サテライトイベント」としてATD21 HQ開催場所以外の地域で、同時期に開催される「ミニATD-ICE」として位置付けられているようです。ATD側が定めたルールのもとに多少独自色をいれたイベントを、アメリカ国内外で、ATD以外の団体が企画・実施することを想定しているようです。
開催都市が変わった
当初、2021年のATD-ICE(ATD21 HQ)の開催都市はロサンゼルスと告知されていました。これは、2019年に私がワシントンD.Cで開催されたATD-ICEに参加した時点でも決まっていました。
また、昨年くらいに開催時期が5月から8月に変わったという告知があった時も、開催都市については変更はありませんでした。
ところが、この記事を書くために改めてATDのサイトを確認したところ・・・
Salt Lake City
にATD21 HQの開催都市を変更とのことです。ロサンゼルスは、このコロナ禍だと難しいと判断したのでしょうか。
今年はどうするか?
コロナ禍が今後どうなるのかはわかりませんが、ATD21 HQに参加する前提で自分のスケジュールをブロックしました。
来月、詳細がわかる「ATD21 Regional」の開催状況も参考にするつもりです。ただ、ソルトレイクシティとの時差(-15時間)を考えると、日本時間の夜中にキーノートセッションなどが実施されると推察しています。そのため、日本国内で何らかのサテライトイベントが開催されるとしても、参加しにくいのではないか・・・。
それならば、最初から現地で参加した方が間違いないでしょう。海外に行けるような状況にすべく、私も自分ができる感染予防を心掛けて行動します。
【2021年10月28日追記】現地には行か(け)ず、Home(オンライン)参加しました。日本時間の8月29日夜中からATD21は開催されました。時差を多少は考慮したプログラム構成になっているのがありがたいです。オンライン参加のメリット・デメリットや、気づきなどを以下の記事としてリリースしています。