令和がスタートしてから最初の記事となります。ゴールデンウィークも後半に入っており、あと半月ほどでATD2019が開催されます。到着日に少し時間があるので、1つくらいは博物館・美術館に行きたいな・・・と思っています。ワシントンDCといえば、「スミソニアン博物館群」が有名ですから。
「ATDって何?」という方はこちら↓の記事をご覧ください。
キーノーツスピーカーとは
セッションについては各枠ごとに候補となるセッションを選定したので、キーノーツスピーカーについても事前に調べておきたいと思います。ここ数年、3名の方が登壇し2日目・3日目の早朝と最終日の閉会直前に時間が設定されています。
それぞれが1時間程度のスピーチを行うのですが、この3名のスピーチ内容から読み取れることが「ATDにおける今年のメッセージ」とも言えます。
2018年はオバマ前大統領が登場して、ものすごい盛況だったようです。昨年は参加しなかったので、日本からTwitterなどをチェックしていたのですが、それだけでもどれだけ現地で盛り上がりがすごかったのかは、容易に想像できました。
世界で最も影響力のある人物の1人:オプラ・ウィンフリー
今年のATDにおいても、アメリカ国内(だけではなく世界においても)で著名な方々に「基調講演」を行ってもらうことになっています。最初に登場するのは、オプラ・ウィンフリー氏。テレビのトークショーの司会をされている方、というイメージが私にとっては強かったのですが、それ以外にも、俳優・慈善家・雑誌編集者としての顔ももっているようです。タイム誌が、世界で最も影響力のある人物の1人として取り上げたこともあるらしいです。
昨年(2018年)1月のゴールデングローブ賞で功労賞である、セシル・B・デミル賞(長年にわたってエンターテインメントの世界に貢献をした人物に贈られる。)を受賞されました。過去には、ジョージ・クルーニーやメリル・ストリープなども受賞されたことのあるものです。
その受賞セレモニーでのスピーチを、日本語で全文を記したサイトもありました。
紫の牛のような注目に値するもの:セス・ゴーディン
二人目は「Purple Cow(邦題:紫の牛を売れ!)」が代表作で、起業家・ベストセラー作家のセス・ゴーディン氏です。
別のサイトでセス・ゴーディン氏のことを調べると・・・
- 今の時代に求められるセールスとマーケターとは、「チェンジ=変革」を起こすことができる人
- 1人のTrue Fanは、10,000人のStrangersの価値に匹敵する
- 丁寧な対応こそが顧客の関心を得る最良の方法となる
といった発言を過去にされていたことがわかりました。「現在、既にもっているものを大切にしつつも、変化することも必要」というのは、人事領域においても言えることかもしれません。マーケティングの専門家なので、その視点からのスピーチが期待できそうです。
芸術家枠:エリック・ウィテカー
ATDのキーノーツスピーカーは、3名のうち1名は「芸術系」の方が登壇されるのが、ここ数年の傾向で、今回もその流れは踏襲されています。エリック・ウィテカー氏は作曲家・指揮者として著名な方のようです。私は今回初めて知りました・・・。
テクノロジーを駆使した音楽を提供されていることで知られているようです。例えば、ビデオ上で多くの国の歌手を結びつける「バーチャル合唱団」をつくりあげたこともあるようです。
ATD当日も、何らかのパフォーマンスが実演されるかもしれません。
それぞれの視点でスピーチをされると思いますが、その土台に何らかの共通したテーマがあると予測しています。そのテーマとはなんでしょうか?「専門分野を極めるだけではなく、そこから一歩はみ出た何かに注目・着手することの大切さ」なのかもしれませんが、その辺は実際のキーノーツスピーチで明らかになるでしょう。
*アイキャッチ画像は私が撮影した2017年ATDの一コマです。
<ATD2019のレポート>
<ATD2019に関する準備記事>