TwitterやFacebookはお金を払うと広告を出すことができます。これは、企業だけではなく個人で行うことも可能です。何度か私も広告を出したり、Twitter Japan社のセミナーでも広告についての話をうかがったこともあります。
先日、HR Techサービスの「まずコレ!」について記事をあげたところ、BizHint HRにも取り上げていただくくらい反響が高かったです。それならばTwitterやFacebookに広告を出すことによって、さらにリーチを拡げることで、より多くの方に記事を読んでいただこうと思いました。その際、どちらの広告が効果があるのかを「実験」してみることにしました。
条件の定義
各SNSによって設定できる内容に多少の違いがあるのはふまえつつ、できるだけ同じ条件になるように設定をしました。
- 期間:2017年8月23日~30日の1週間
- 金額:1日100円を予算とし、総予算は700円
- 広告目的:該当記事にアクセス(=クリック)してもらうことを目的
- ターゲット設定:人事に興味がある方、経営者・役員をターゲット
Twitterの場合はフォローしているアカウントの指定もできたので、日経新聞やダイヤモンド・オンラインなど、ターゲットの方がフォローしてそうなアカウントを(独断で)選定しました。
文字数制限などもあるとはいえ、文言もある程度そろえました。その結果、実際に広告として流したのは以下のとおりです。
結局、HR Techって何を選べばいいの?と思っている方に。まずコレ!の5つのHR Techサービスについて。https://t.co/WkFmsF55Vy#hrtech #SmartHR #Talentio #INOBER #Talentcloud #タレントパレット
— Nagami_Aldoni Inc. (@nagami_aldoni) August 23, 2017
数のTwitter・率のFacebook
1週間経過して、どちらの広告から該当記事へのアクセスがあったのか・・・。
- Twitter:14クリック
- Facebook:3クリック
Twitterの方がFacebookより5倍近くの効果がありました。(とはいえ、レベルの低い数値ではありますが(笑))
インプレッション(広告が表示された回数)は以下の通りで、なんと25倍以上の違い。
- Twitter:10396
- Facebook:410
こうやってみると、Twitterの拡散力が著しいことが明確になりました。ただ、記事に対するクリック率は、Facebookの方が高かったです。
- Twitter:0.13%
- Facebook:0.73%
導きだされたこと(仮定)
予算もとても少なく(各々700円)、期間も1週間と短いので断定はできませんが、私のサイトにおける傾向は導きだされたかなと思います。
普段のアクセス経路は、SNS経由だとTwitter、Facebook、はてなブックマークがあげられます。私のWebサイトの場合、アクセス数の比率でいえば、SNS経由の70%程度がFacebookからのアクセスで、Twitterからの流入はSNS経由全体の2割程度です。そのため、通常時と広告による宣伝を行った時では、SNS経由アクセス数の比率に変化(=Twitter経由が普段より増える)が出てくるようです。
かなり、ざっくりとした「実験」ではありましたが、今後のビジネスにも役立てたいと思います。こうやって、仮説作成→アクション→検証をゴリゴリに行うのがWebマーケティングなんですね。