新しい年がはじまりました。個人事業主などを対象とした確定申告は、来月中旬からスタートします。しかし、これに先立って、年があけてからすぐにデータの入力などを行い、準備をしておいた方がよいと思います。実際、私も着手したのですが、これは納税のための処理以上のものもあるかも、と感じました。このように感じた理由などを記載いたします。
正確な数値で前年の実績が照会できる
以前記載したとおり、私はクラウド会計システムを使って、売上や経費などを管理しています。(その使い勝手などについては、↓を参照ください。)
確定申告を行うに際して、私は8月まで企業で勤務していたので、その分の給与や源泉徴収額なども入力する必要があります。さらに、生命保険納付金や社会保険料控除額なども登録します。
携帯電話はプライベートと共用なので、それを仕事(事業)用とプライベート用でかかった費用を分割することができます。こういった考え方を「家事按分」というのですが、その辺の金額の取り込みや、按分計算もとても簡単にできました。
開業のために発生した費用を固定資産として登録して、それを減価償却する・・・といったこともデータさえ入れておけば簡単です。あとは、ボタンを押すだけで申告に必要な情報が全て出力され、印刷をすればよいという状況になります。
こういったツールを使用して、かつ、こまめにデータを入力していると、売上だけではなく経費がどのくらいかかったのかといったことを客観的に照会することができます。「青色申告決算書」は、これ以上ないくらい事業結果を端的に数値化した情報の宝庫です。すなわち、確定申告の準備をする=昨年の実績数値が明確になる=今年度の事業計画の参考にすることができる ということを意味しています。納税のための処理だけではなく、自分自身の振り返りや今後の計画に使えるデータそのものじゃないですか!!
不明な点の問い合わせなどのアクションがすぐに取れる
確定申告の準備を行っていて、不明な点といよりも、あれ?と思う点がありました。具体的には二つ。
- 個人型確定拠出年金の拠出金支払実績の証明書が手元にない
- (クラウド会計システムの)確定申告書フォームにマイナンバー入力欄が無い
こういったことも、確定申告を行う直前に気づくとかなり慌てることになりますが、今ならばまだだいぶ時間があるので、普通に問い合わせをすれば済みます。それぞれについて、問い合わせページから問い合わせを行い、回答待ちの状況です。
これ以外にもわからない点が出てきたのですが、Google先生(笑)などの助けにより解決することができました。
やらないといけない・・・という心の引っかかりがなくなる
今すぐにやらないとしても、2月中旬から3月下旬までには提出しなければいけないので、やらなければいけないものであることは間違いないです。しかも、ツールを使うことで時間の短縮はかなりはかることができるとはいえ、それなりに時間がかかるものです。また、間違うことはできないことなので、神経も使うでしょう。こういうものは、どこかで気になってしまうものなので、どうせならば早めに行っておけば良いと思います。
私にとっては初めての確定申告準備だったので、とりあえずはひと段落。後日、改めて見直したり、区の確定申告相談会のようなものがあれば、そこで確認してもらおうかなと思っています。