独立しようかどうかを検討する際に、書籍を数冊読んでその内容を参考にしていたのは、以前↓にて申し上げました。2回くらいにわけて、実際にどんな本を読んだのかといったことをご紹介したいと思います。
最初にこれを読みました
「フリーランスのための一生仕事に困らない本」 井ノ上 陽一 (著)
Webで「フリーランス 独立」などと入力して検索していたら、表示されたのがこちらの本。著者が税理士というどちらかといえば「文系」の職業だったので、とても参考になりました。私はフリーランスというと、「ライター」「フォトグラファー」「IT系職種(プログラマー、SEなど)」というイメージだったのですが、それを根底から覆したのがこの本といっても過言ではありません。
著者ご自身が独立するきっかけ、「一生食っていくためのルール」、仕事を獲得するコツ、そのために必要なツール、フリーランスならやらねばいけない法的対応など、実際に体験・実践した内容が書かれております。ご本人が行なったことなので、説得力が半端ないという印象を持っています。
自分のことを他人に知ってもらい、仕事を受注するための「営業」ツールとして「ブログ」が必要、という内容に腹落ちしたので、私自身もサーバーを借りて、独自ドメインでブログメインのWebページを作成することを決めました。そもそも私が文章を書くことが好きだったということもありましたけど(笑)。
別のフリーランスの方(やまもとりゅうけん氏)も同じようなことをツイートしています。まさにおっしゃるとおりで、このためにブログ記事を書いています。
自己発信とは、自分が出会いたい人に、自分を見つけてもらうためにする行為。
— やまもとりゅうけん|人生逃げ切りサロン (@ryukke) August 21, 2016
WordPressの存在を初めて知ったのも、この本を読んだからです。「営業」ツールでもあるので、外部に委託することなく自力で作成しようと思うきっかけでした。
それから「仕事を断る基準を設ける」「強みを2つ以上かけあわせる」「会計ソフトを活用して確定申告を人任せにしない」という著書の記載内容が、私が独立しようと決めた時の基軸にもなりました。
プロフィールの書き方を習得できました
「起業家・個人事業主のための 絶対に選ばれる! 「ビジネス・プロフィール」のつくり方 」 福田 剛大 (著)
著書やプレゼンテーションのスピーカー紹介などの際に表示される「プロフィール」。これは、もしかしてプロが作っているのかと思ったのですが、そんなわけはなく、原則として「自作」なのです。ただ、これは今まで作ったことないから、何がポイントなのかを掌握していないと、それこそ何千字にもなりそうな(笑)・・・。自分のことを知ってもらうのにブログ記事が有益なのは確かですが、端的に自分のことを説明・表示するケースもあるはず。
そんな時に見つけた本がこちら。ストーリーで書くと他人に伝わる理由、自分の強みを考える、相手が反応するキーワードを作る・・・というように、これはすぐに使えそう!と思うような内容のオンパレードでした。ご自身が実際に体験したことをふまえて編み出された手法で、かつ、それによって第一人者として活躍されているので、説得力は間違いなし。
ご依頼すれば、プロフィールを作成するサービスも展開されているようですが、自分で自分のプロフィールを作成する方法がステップバイステップで記載されております。そのため、時間をかけて行えば、自力でプロフィールを作成することができます。私のプロフィールも、こちらの本を参考にして作成しています。
独立するだけの覚悟があるかどうかを確認しました
「フリーで働く前に! 読む本」中山 マコト (著)
独立することに対して背中を押してもらうためというよりも、本当にそのまま進んで大丈夫なのかを確認できればいいかなという気持ちで手に取った本です。
「会社に依存せずにやっていける実力のある人だけがフリーとしてやっていける」のであり、そのためにはどんなマインドを持ち、行動をとるべきか・・・ということが主なテーマです。また、そういった各行動に対して、実例をあげています。ただ、その「実例」がご自身ではなく、友人やお知り合いを個別に紹介しているので、「パーツをつなぎあわせた」感じはありました。
記載されていることに異論は無いです。しかしそれらは私自身が既に認識していたり、フリーランスになるとかならない以前に、社会人として当然だろうなぁ・・・と思うことばかりだったので、目新しい発見は無かったと感じました。頭の整理とか、追認という観点では良かったです。
まだ何冊かありますが、それは次の機会に
これら以外にも何冊か参考にさせていただいた本はあるのですが、ここで1回区切ろうと思います。既に読みたいという意思が決まっていたのでAmazonで注文したものもあれば、本屋で発見してパラパラめくって購入を決めたものといろいろです。本以外にもWebサイトもいろいろと拝見しました。しかし、ちょっと古いタイプの人間なのか(笑)、かっちりと知識を得たい時は本を読む傾向が高いようです。手元にあれば、何度でもすぐに見返すことができるし、付箋やしおりをはさんでいれば、ダイレクトに見たいページにいける「紙の便利さ」は、大きいかなと思っています。
<2016年9月26日追記:第2弾>