HR Tech Conf & Expoが、ラスベガスにて9月28日~10月1日に開催されます。昨年はコロナウィルス拡大防止のためオンラインによる実施となり、さらに今年3月にもオンラインカンファレンスミーティングが行われました。時差の都合で夜中のセッションはつらかった・・・。今回は(通常と同様で)オフライン開催です。もちろんコロナ感染予防対策は色々と講じているようです。
3年ぶりに参加するつもりでいました。それまでには、海外渡航も自由に・・・とはいかないまでも、何らかの手順や対応をすることで何とかなるレベルまで回復するだろうと期待していたからです。
しかし、時期が近づいてきても(コロナ禍における海外渡航の)状況は好転しているとは思えず、実際にシミュレーションをした結果、今回は止めることにしました。
検討
ラスベガス(アメリカ)に出張するために必要な準備などに関して色々とシミュレーションしたら、ほとんどのことは解決しました。例えば、以下についてです。(現地における三密回避とかマスク着用といった日本でも行っていることは、記載割愛します。)
ワクチン接種
2回目のワクチン接種から3日目。
2日目(昨日)の夜から熱が38度に上昇。寝る前は37.4度。そして3日目の朝(今朝)は36.7度。— Nagami_Aldoni Inc. (@nagami_aldoni) August 2, 2021
2回目のワクチン接種も今月初めに完了しました。副反応による発熱はありましたが、そこまでひどい状態ではなかったと思います。
抗体は2回目の接種から2週間しないとできないとのことですが、それにも十分に間に合っています。これによって、かなりリスク軽減はできました。
PCR検査
日本から出国する際の「出国前72時間以内の検査証明書」に関しては、都内にいくつかの医療機関があり事前予約もできそうなので、手間はかかりますが何とかなりそうです。
また、アメリカから帰国する際に必要な「出国前72時間以内の検査証明書」についても、現地でなんとか手配できるだろうなという状況です。また、日本の旅行代理店の中には「PCR検査サポート+送迎」といったサービスを提供しているところがあるのも見つけたので、そういったものを利用することもできます。
ただ、帰国前のPCR検査のため、結果的に出張期間を1日延ばさざるを得ないかなと認識しました。
帰国後の隔離
空港からの帰宅は、ハイヤーなどを手配することで対応できます。日本に帰国してからの14日間の待機(隔離)期間中(*)に関しても、オンラインによる仕事がメインなのでそれによって全く仕事ができなくなるわけではありません。また、オフラインの仕事に関しては、「それを前提」にしてスケジュール調整ができることも明確となりました。
断念
これなら何とか行けそう!と思ったのですが、それを一気に覆す点があることに気づいてしまいました。
そういったモヤモヤした気持ちを端的にコメントしているツイートを発見しました。
海外出張がかなり無理ゲーに思えてきた。日本出国は72時間前にPCRを、日本へ戻る時は搭乗直前にPCRを受けなければならない。で、拠点のない国の空港で、日本に戻る便に乗るため即日PCRを受け、万が一、陽性が出たらどうする?これを想像したら、怖すぎる。どこで14日間過ごす?
— Keitaro (@keterize) August 24, 2021
渡航中止勧告が出ている状況下においては、「感染しないように留意する」という精神論以外の方針が無かったので、今回はラスベガスに行くのは難しいと判断しました。
期待
どうすれば海外出張に行けるのか・・・。現実的なのかどうかは横において、解決につながると思う案を考えてみました。
- 短期出張者あるいは旅行者を対象とした、コロナ感染した時の現地での有償サポートがある
- 現地でコロナに感染した際に発生する費用などをカバーする保険がある(既に商品化されている?)
- 複数のメンバーがいてフォローできる(ツアーなどの団体旅行?)
- コロナ禍における海外出張・旅行の経験談などによってナレッジが平準化される
- 諸々の制約が解除あるいは軽減される
どちらにしてもまだ難しい状況ではあるものの、来年こそは何らかの形でリアルタイムでカンファレンスミーティングに参加しようと思っています。