先日「環境にとらわれない企業文化と資産を創り続ける」というタイトルのオンラインセミナーに参加しました。通常時ならば、きっとどこかの会場で開催されていたはずだが、オンラインなのでかえってスケジュール調整がしやすいのがありがたいです。
橋下徹氏はテレビではよくおみかけするものの、このテーマでどんなことをおっしゃるのか楽しみでした。なにせ、政治でもなければ法律の話でもないわけだし。
オンラインセミナーで伺ったことの一部をご紹介しつつ、それに関連する内容・意見を紹介します。
これからはメンバーがプロ化する
橋下氏は「自分の話すことはかなり極論ですが」と前置きした上で、「これから求められる会社とは、メンバーのプロフェッショナル化」であると述べておりました。組織は
プロ集団←→仕事集団
この2つに分類され、「仕事集団」とは従来の「組織内の人間関係に束縛される」部分が高い組織のことを指しています。一方、「プロ集団」とは「仕事の成果・効率性」を重視している組織であるという定義です。これからは、「組織内の人間関係にとらわれることはなくなるし、そこに固執すると淘汰されていく」というのが意見です。
リモートワークはプロ化集団を促進させる
組織とメンバーのプロ化。プロ化した集団をつくるには、リモートワークを取り入れることが、それを具現化させるチャンスではないか。(by #橋下徹 氏)https://t.co/Usrv7LW9a9
— Nagami@Aldoni Inc. (@nagami_aldoni) April 20, 2020
いわゆる「ライフワークバランス」とは、仕事とプライベートの時間配分ではなく、仕事とプライベートを明確にわけることを意図しているとおっしゃっていました。リモートワークを取り入れることで、仕事関係の人間関係が「そぎ落される」ので、プロ化集団をつくるには、リモートワークを取り入れることが効果的とのことです。
これによって、組織の在り方が大きく変わっていくだろうと思います。同一企業に在籍している中で、組織のプロ化という変化をむかえるかもしれません。あるいは、所属する企業を変えることで環境を変える=転職することによって、既に組織としてプロ化したところに入ることもあるでしょう。
転職のタイミングが好況時とは限らない
転職する場合、ターゲットとしている企業が採用活動を行っているのかどうかが前提です。それは、世の中の景気に左右される部分もあります。景気が悪くなると、好景気の時期と比較すると採用を控える企業も増えてきます。ただ、自分が転職を検討している/転職したい時が常に景気がよいかどうかはわからないし、「景気がよくなるまで待つ」べきなのかどうかは置かれている環境によって人それぞれだと思います。
つまり、不景気な時に転職を考えることも十分にありえることです。その際は、こちらの記事↓も参考にしてみてはいかがでしょうか?
また、こちらの過去記事では在籍中の転職活動ならではの留意点もまとめています。
「改革」は権限をもっている人が変えていく
一方、「同一企業に在籍している中で、組織のプロ化という変化をむかえる」のではなく、自分自身が「変化させる」役割を担うかもしれません。いわゆる「改革」です。橋下氏いわく、「改革は権限をもっている人間が変えていくしかない」とのことです。すなわち、
- 権限と責任を明確化する
- 反対意見もききながら、しっかり決定をする
この2つが重要です。
リモートワークは過渡期である
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