先週後半に某SES会社の採用担当の「退職エントリ」の投稿によって、Twitterではそれに関連するディスカッションで盛り上がっていました。私自身も、↓のようなツイートをしたところ、予想をはるかに上回って拡散されました。
某SES会社 採用担当の退職宣言noteと、社長のnoteの両方を読んだ。ここまで、考えや感じ方が違うのには驚きが隠せない。社長noteによると、給与・社保や勤怠といった人事の基本がぐちゃぐちゃだったらしい。よくそれで、CHROとか言っていたなぁ(笑)。人事の仕事は、採用だけじゃないよ。
— Nagami_Aldoni Inc. (@nagami_aldoni) July 11, 2019
上記以外にも、関連して「退職エントリー」などについてツイートしました。「退職エントリ」とは、「会社を辞める時にあれこれと振り返りつつ、今後どうするのか」といったことをnoteなどのブログ記事に掲載することだと理解しています。ここでは、「退職エントリ」について思うことを記載します。
最良の退職エントリ
そもそも、最も良い退職エントリとは・・・・
書かないこと あるいは 公開を限定すること
だと思います。不特定多数が読んでおり、そういった退職エントリそのものに対するとらえ方や、その内容に対しての感じ方は人それぞれです。そういったことをあれこれと考え始めると、最初から書かない方がよいかと思います。もし、退職エントリを公開するならば、社内SNS(SlackやYammerなど)やイントラネットなど、照会者がある程度限定されたところがよいでしょう。
覆水盆に返らず
人事担当者の退職エントリ
人事にたずさわっている方は、「退職エントリ」を書かない方がよいと思います。仮に書くとしてもその内容や公開範囲については、最大限の注意を払うべきでしょう。
インターネット上に公開された退職エントリは、「自分が辞めた会社に残っている社員も見ている可能性が高い」です。自分の会社にいた人事担当が、自分が在籍している会社についてネガティブなことを書いているのを読んで何を感じるのかは、容易に予想できることだと思います。
まだ在籍している会社についてネガティブなことが書いてある退職エントリーを読んで、残された社員はどう感じるのか、っていうのは想像しない(できない)のかな。
— Nagami_Aldoni Inc. (@nagami_aldoni) July 11, 2019
正当化は不要
辞め方やタイミングにもよりますが、会社を辞めることはキャリア形成において全く悪いことではないです。実際、私も何度か会社を辞めています。
ただ、会社を辞めるというのはどのように取り繕ったとしても、「その会社に対して何らかの不満がある」のが前提のはずです。何も不満・不足が無いなら辞めないはずです。そのため、退職することをいちいち「美化」・「正当化」する必要も無ければ、一時の感情に駆られてネガティブなことを記録・公開することも不要です。