<ATD2019>キーノーツスピーカーについて調べてどんなスピーチなのかを予測しよう

ATD
この記事を書いた人
Nagami@Aldoni Inc.

事業会社、コンサルティングファームの両面から人事に20年たずさわった経験を活かして独立。人事領域全般のコンサルティングを主な事業としているアルドーニ株式会社の代表。

ブックマーク・フォローしませんか?

令和がスタートしてから最初の記事となります。ゴールデンウィークも後半に入っており、あと半月ほどでATD2019が開催されます。到着日に少し時間があるので、1つくらいは博物館・美術館に行きたいな・・・と思っています。ワシントンDCといえば、「スミソニアン博物館群」が有名ですから。

「ATDって何?」という方はこちら↓の記事をご覧ください。

3分で理解できるATD。人材開発にたずさわっているなら、ATDを知らなければモグリかも
毎年5月にアメリカで開催されるATD ICE <International Conference and Exposition>のイベント構成やセッションの種類、参加方法といった最初におさえておきたいATD-ICEの全体像を記載しています。

キーノーツスピーカーとは

セッションについては各枠ごとに候補となるセッションを選定したので、キーノーツスピーカーについても事前に調べておきたいと思います。ここ数年、3名の方が登壇し2日目・3日目の早朝と最終日の閉会直前に時間が設定されています。

それぞれが1時間程度のスピーチを行うのですが、この3名のスピーチ内容から読み取れることが「ATDにおける今年のメッセージ」とも言えます。

2018年はオバマ前大統領が登場して、ものすごい盛況だったようです。昨年は参加しなかったので、日本からTwitterなどをチェックしていたのですが、それだけでもどれだけ現地で盛り上がりがすごかったのかは、容易に想像できました。

ATD2018でのオバマ氏の基調講演。同じ講演を聞いても影響を受けるポイントは人それぞれ
サンディエゴで開催していたATD ICE2018も無事に終了したようです。会場の様子は、参加している方からのSNSへの投稿やATDのサイトからうかがうことができました。 日本は第3位 前回の記事にて取.....

世界で最も影響力のある人物の1人:オプラ・ウィンフリー

今年のATDにおいても、アメリカ国内(だけではなく世界においても)で著名な方々に「基調講演」を行ってもらうことになっています。最初に登場するのは、オプラ・ウィンフリー氏。テレビのトークショーの司会をされている方、というイメージが私にとっては強かったのですが、それ以外にも、俳優・慈善家・雑誌編集者としての顔ももっているようです。タイム誌が、世界で最も影響力のある人物の1人として取り上げたこともあるらしいです。

昨年(2018年)1月のゴールデングローブ賞で功労賞である、セシル・B・デミル賞(長年にわたってエンターテインメントの世界に貢献をした人物に贈られる。)を受賞されました。過去には、ジョージ・クルーニーやメリル・ストリープなども受賞されたことのあるものです。

その受賞セレモニーでのスピーチを、日本語で全文を記したサイトもありました。

紫の牛のような注目に値するもの:セス・ゴーディン

二人目は「Purple Cow(邦題:紫の牛を売れ!)」が代表作で、起業家・ベストセラー作家のセス・ゴーディン氏です。

別のサイトでセス・ゴーディン氏のことを調べると・・・

  • 今の時代に求められるセールスとマーケターとは、「チェンジ=変革」を起こすことができる人
  • 1人のTrue Fanは、10,000人のStrangersの価値に匹敵する
  • 丁寧な対応こそが顧客の関心を得る最良の方法となる

といった発言を過去にされていたことがわかりました。「現在、既にもっているものを大切にしつつも、変化することも必要」というのは、人事領域においても言えることかもしれません。マーケティングの専門家なので、その視点からのスピーチが期待できそうです。

芸術家枠:エリック・ウィテカー

ATDのキーノーツスピーカーは、3名のうち1名は「芸術系」の方が登壇されるのが、ここ数年の傾向で、今回もその流れは踏襲されています。エリック・ウィテカー氏は作曲家・指揮者として著名な方のようです。私は今回初めて知りました・・・。

テクノロジーを駆使した音楽を提供されていることで知られているようです。例えば、ビデオ上で多くの国の歌手を結びつける「バーチャル合唱団」をつくりあげたこともあるようです。

ATD当日も、何らかのパフォーマンスが実演されるかもしれません。

それぞれの視点でスピーチをされると思いますが、その土台に何らかの共通したテーマがあると予測しています。そのテーマとはなんでしょうか?「専門分野を極めるだけではなく、そこから一歩はみ出た何かに注目・着手することの大切さ」なのかもしれませんが、その辺は実際のキーノーツスピーチで明らかになるでしょう。

*アイキャッチ画像は私が撮影した2017年ATDの一コマです。

<ATD2019のレポート>

【速報】ATD2019をTwitterとFacebookで振り返る
ATD2019期間中のTwitterやFacebookの発信をまとめました。Twitterに関しては、日本以外の方にも伝えたかったので、英語でのツイートが多めです。改めて整理したものではなく、現地で感じた時に感じたままに記しています。
【ATD2019】経営幹部は人材開発プロフェッショナルに研修の提供を求めていない
先日のATD2019にて、多くのセッションに出席しました。その中で、「人材開発プロフェッショナルの役割や期待すること」について言及していたセッションに複数出たのですが、これが新たな提言もあれば、要する.....
【ATD2019】フィードバックがネガティブなものではなく、ギフトとして捉えられるふるまいとは
「フィードバック」は、評価サイクルだけではなく、日常の業務の中でも定着しつつあるアクションでしょう。ATD2019においてもフィードバックに関するセッションは数多く設けられており、私もいくつかのセッシ.....
【ATD2019】マイクロラーニング・ニューロサイエンスの動向などATD2019雑感
1ヶ月以上前のことになると、記憶も薄れてきます。「脳が2週間後に記憶しているのは10%程度」と話されていたセッションがあったので、今となっては5%程度だとしても致し方ないのか(笑)。 今まで取り上げた.....

<ATD2019に関する準備記事>

Washington,D.C.で開催されるATD2019に参加します。現地で情報交換できる方も緩く募集
毎年5月にアメリカ国内の都市で開催されるATD人材育成国際会議(以下、ATD-ICEあるいはATDと記載)、今年は5月19日~22日@ワシントンDCとなっています。私は2013年以降、2年に1回のペー.....
<ATD2019>参加するセッションの素案を作りつつ、人材開発のトレンドを予測する。今年は・・・?
1月の記事で告知したATD2019もいよいよ来月中旬となりました。そのため、どのセッションに参加するのかを検討しはじめました。もちろん、直前(場合によっては期間中も)に変更することも十分にありえるので.....
<ATD2019>参加前の準備状況。モバイルアプリと事前マテリアルチェックは必須
いよいよ次の日曜日(5/19)からATD2019が開催されます。今回は、準備状況などATDに関することをアップデートしたいと思います。手を抜こうと思えば何とでもなるのですが、そうすると現地で得られるも.....
タイトルとURLをコピーしました