【まとめ】クリエイティブシンキングのためのフレームワーク。3分でわかる創造のプロセス

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Nagami@Aldoni Inc.

事業会社、コンサルティングファームの両面から人事に20年たずさわった経験を活かして独立。人事領域全般のコンサルティングを主な事業としているアルドーニ株式会社の代表。

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先日(8月3日・4日)受講したクリエイティブシンキングセミナーにて学んだフレームワークを、何回かにわけてご紹介しようと思うシリーズの第4弾(最終回)です。今までは個別のフレームワークを紹介していたのですが、これらをどう使うのかという「大きな枠組み」となる「創造のプロセス」についてです。

認識の創造

夢や希望といったポジティブなもの、あるいは不満や不足感といったネガティブなもの、いずれの時においても存在する問題意識がきっかけとなり、「認識の創造」が生まれます。これはどうとらえるかということでもあります。見方やとらえ方の枠組みをかえることによって、別の認識が発生します。「携帯電話は電話として話すための道具」だけではなく、持ち歩いているということは他にも使い道があるのでは?というのが、枠組みを変えることでもあったのです。チェックリスト法がここでは使えるでしょう。

クリエイティブシンキングのためのフレームワーク。3分でわかるチェックリスト法
先週(8月3日・4日)に受講したクリエイティブシンキングセミナーにて学んだフレームワークを、何回かにわけてご紹介しようと思うシリーズ(←いつの間に!)の第2弾です。今回はチェックリスト法にしたいと思い.....

目的の創造

「認識の創造」の次に出てくるのは、何をすべきなのか?ということ、すなわち「目的の創造」になります。「何をどのように実現するのか」ということを考えることによって、それを実現させるための障害となる問題や課題を発見します。

問題課題は別物です。問題は「現状とあるべき状況との差(ギャップ)」という単なる事象です。課題は「問題を解消するために解決しなければいけないこと」です。

問題は「会社の売り上げが計画よりも下回っている」ことで、課題は「部門のノルマが達成できていない」ことになります。ちなみに、課題を解決するために作業タスクレベルまで落としこんだものが「ToDo」になります。上記の例だと、「既存のお客様に電話をかけて、ニーズがあるかどうか確認する」といったものになります。

携帯電話からスマートフォンへの変遷を例にとると、目的は「携帯電話でウォークマンと同じように音楽を聴けるようにする」ということになります。そのために出てきた問題の一つは「CDから携帯電話に楽曲を登録できない」ことであり、課題は「携帯電話に楽曲を登録できるようにする」となります。

上記のような取り組むべき問題・課題の優先順位をつける際にに使うのが、一対比較になります。

クリエイティブシンキングのためのフレームワーク。3分でわかる一対比較
先日(8月3日・4日)受講したクリエイティブシンキングセミナーにて学んだフレームワークを、何回かにわけてご紹介しようと思うシリーズ(←いつの間に!)の第3弾です。今回は一対比較を取り上げます。考え方と.....

手段の創造

何をすべきなのかが決まったあとは、それをどうするのかを考えます。目的を実現させるための手段を考えることになり、ここで出てくる新しい発想や着想が「アイデア」です。携帯電話でウォークマンと同じように音楽が聴けるようにするために、様々なアイデアが出て、それが実現したと思います。例えば、今では当たり前になった音楽ダウンロードサイトも、そのうちの一つではないかと思います。これによって、「新しい価値」が出てくることになります。

こういったアイデアを出す時に使うのがブレインストーミングです。

クリエイティブシンキングのためのフレームワーク。3分でわかるブレインストーミング
先週(8月3日・4日)と「クリエイティブシンキング」セミナーに参加しました。研修を企画する側として仕事をしていたので、純粋に受講者として参加するのはかなり久しぶりでした。他業界の方々と交流もすることが.....

ブレインストーミングによって出てきたアイデアをグルーピング化(親和図法)したり、一対比較を使って優先順位をつけるとよいでしょう。

他のフレームワーク

研修ではこれ以外のフレームワークもいろいろと紹介され、演習もありました。ただ、個人的にはまずいくつかを使ってみて、それで不足感がでてきたり、解決できなかった時に別のフレームワークを使うことを検討すればよいかなと思っています。研修を企画する立場だったので、純粋な受講者として受けられたのはとても新鮮でした。

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