先日(5/16)、「HR to IT カイギ #4」に参加しました。「HR to ITカイギ」は前回に引き続き2回目でした。
今回は小売・飲食・介護業界にテーマをしぼったとのことでしたが、実際にはそれ以外の業種でも間違いなく参考になると思える内容でした。
今回も会場がシャレオツ
表参道にある株式会社 Kyash セミナールームが会場だったのですが、ザ・スタートアップ企業!という感じのシャレオツオフィスでした。
そういいながらも、会場の写真を全く撮っていない・・・。きっと主催者によるレポートで紹介されるでしょう(笑)。
やはり、前回の会場と同様に「無料で会場を貸し出して」いるようです。確かに、会社そのもののアピールにもなるので、業務に支障がない範囲で開放するのは、なかなか戦略的だなと思いました。
今回は人事担当者、HRビジネス事業者、社労士がスピーカーだったゆえ、それぞれの専門やテーマが異なっていたのが、私にとっても楽しいものでした。
潜在層を獲得する
最初は、株式会社favy 人事部門の渡辺さんによる「1年で100人の採用に成功した」採用戦略についてです。favy社は、飲食店の実証店舗や外食特化型メディアを事業として展開している飲食業の会社です。
飲食業界は、市場における優位性を給与金額の高さだけで作り出しているともいえる業界なので、その中で人を採用するのではなく、他業界からの潜在層を獲得しようとしたそうです。
知らなかった会社を認知してもらうことを主眼におき、そのためのツールとしてWantedlyを使用したそうです。また、継続的な情報発信を行い、採用コストもWantedlyのアカウント費用+α程度だったようです。
Wantedlyといえば、以前、私は「「ゆるやかな関係」は、転職活動そのものに有益なのか?」という主旨で記事を掲載しました。
今回ご紹介いただいたケースは、以前私が書いた記事内容とは異なり、「潜在層の獲得」においてはWantedlyの有効活用できるという実例でした。こういう使い方があるということは、Wantedly社も、もうちょっと強調/宣伝してもよいのかなと思いました。それとも、私だけが理解していなかったということでしょうか(笑)。
満足度は事前期待を考慮して確認する
続いてサービス改革の専門家、松井さんのスピーチでした。顧客・事業・従業員の誰かが犠牲になるサービスではいけないという持論からスタートし、サービス評価を分解するとそのサービスの盲点を見つけられるという、まさに「目からうろこ」の内容でした。
どういう期待を持った人が顧客なのかということを分析した上で、顧客満足度をはかる際には事前期待を考慮・中心とした形にすべきだそうです。
このスピーチをきいて、まっさきに研修アンケートの設問構成に活かせるなと思いました。何となく、研修会社の定型フォーマットをそのまま使用しがちで、たしかにどの研修でも確認すべき事項もあると思います。それ以外に、その研修固有のアンケート設問を考える時の軸として参考になる考え方です。
懇親会は共通点をきっかけに話す
さらに2つのセッションが行われた後、懇親会となりました。今回は、主催者やスピーカーの方々を中心に話すことができました。先日のセミナーくらいから、だいぶ懇親会でもうまく交流ができるようになったと思います。
今までは、単に自分で勝手に「壁」をつくっていただけかもしれません。同じセミナーに参加するという時点で、思考や志向に共通点があるはずなので、そういったところをきっかけに話せばよいのだと、改めて実感しました。